当院では、糖尿病、脂質異常症、肥満症や高血圧症といった生活習慣病及び動脈硬化性疾患の診療を行っております。
現在、国民の4人に1人以上が糖尿病か境界型と言われています。
「糖尿病」は、血糖値が上がりやすい体質に対する病名なので、通常「完治」という言い方はしないものの、患者様自身でコントロールすることは出来ます。
食事療法、運動療法、投薬等でコントロールします。
1型糖尿病
インスリンが欠乏し起こる糖尿病です。
すい臓がインスリンを作らなくなり、インスリンを注射しなければなりません(膵島移植などの特殊な方法もありますが、現段階では効果は必ずしも確立されていません)。
年齢に関係なく発症します。原因は正確には解っていません。
症状としては、普段に比べ喉が渇く、疲れがひどい、体重の減少、頻尿等がありますが(症状は全てのタイプの糖尿病に共通です)、初期には出ないことも多く、健診などが重要です。
2型糖尿病
すい臓でインスリンを作るのですが、量が十分でない、もしくは効きが悪い為に作用されません。
食事療法や運動療法、インスリン・投薬等でコントロールします。
主に40歳以上の人に多く、遺伝や生活習慣(太り過ぎ、運動不足、喫煙、ストレス等)が原因とされています。
症状としては、他の糖尿病と共通です。
進行すると、手足のしびれや視力低下などが現れます。
その他の糖尿病
明らかな遺伝子の異常や他の病気(膵癌や膵炎、肝臓病など)、もしくは薬剤(ステロイドなど)によって引き起こされる糖尿病です。
妊娠糖尿病
妊娠中は血糖値が上がりやすくなります。
血糖値が高いと、生まれてくる赤ちゃんへよくない影響があるため、厳しくコントロールする必要があります。
妊娠糖尿病の診断基準は、1型、2型、その他の糖尿病に比べて厳しく設定されています。
内服薬は、赤ちゃんに影響があるため、インスリンで治療します。
知らないうちに発症していて、気が付かないうちに眼や腎臓や神経、血管の合併症が進行していることも多い病気です。
少しでも早く治療を開始し、血糖値を良好な状態に保っていれば病気の進行や合併症を抑えて健康な方と変わらない状態を維持することが可能な時代になってきました。
患者様と一緒に患者様に合った最も良い方法を考えさせて頂きたいと思っております。
担当医:渡邊咲仁
水 | 14:00~17:30 |
渡邊咲仁
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